稲葉三千男文庫
稲葉三千男文庫


平成18年に稲葉氏のご遺族から本学環にご寄贈頂いただき、稲葉文庫としてM6階書庫に設置され利用可能になっています。
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稲葉三千男先生紹介

昭和28年に東京大学文学部社会学科をご卒業後、東京大学大学院社会科学研究科社会学専門課程(B)新聞学に進学し、 在学中の昭和33年4月、東京大学新聞研究所助手に任ぜられ、昭和37年4月、東京大学新聞研究所助教授に昇任、その後、昭和47年4月に教授に昇任されました。
助教授への就任から、昭和62年3月停年による退官までの本学在職期間は25年におよび、新聞研究所、および大学院社会科学研究科(後に社会学研究科)において、コミュニケーション理論、マス・コミュニケーション理論の講義を担当され、多くの後進を育成されました。

昭和55年から昭和59年に情報学環・学際情報学府、社会情報研究所の前身である新聞研究所の所長を務められました。学外では、昭和48〜51年、昭和54〜57年まで日本新聞学会理事をされました。


研究業績

コミュニケーション理論、マス・コミュニケーション理論、ジャーナリズム研究等、多方面にわたっています。
コミュニケーション理論においては、戦後いちはやく、マルクス主義の思想を理論構成に取り入れながら、独自の学風を打ち立て、学界に大きな影響を与えました。マス・コミュニケーション理論の領域では、流言、世論、宣伝、選挙など幅広い対象に対し、鋭利な分析を加えられ、とりわけ、マス・コミュニケーションの生産過程に関する諸論文は、現代社会におけるマス・コミュニケーション現象に内在する諸問題を鋭く摘出しています。
ジャーナリズム研究の領域では、精力的な現代ジャーナリズム批判によって、学界のみならず、広く現場のジャーナリズム界に大きな影響を与えました。

東京大学を退官後、先生は平成2年1月、東京都東久留米市長に就任し、平成13年12月に職を辞すまでの11年間、東久留米駅周辺を中心とする都市基盤の整備、財政体質の改善と行政改革、最新のゴミ焼却炉の建設とゴミの減量・リサイクルなどの環境問題の改善、市民主導型と市政運営など、多くの業績を残されました。これらの業績により、ご逝去に際して正四位勲三等瑞宝章の栄に浴されました。


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