その他



その他 N001

看看天狗

文政3年(1820) 35.5×47.5

		
"看看天狗
鳴物図
筋羅(キンラ)
鉄にて巻うちにあわせて
縦たるもの也三方■([欠損])調子
かはれり日本のすツのね唐
の雲羅の類なり
鼓(コ)
象皮を以はる
何に用ゆるといふこと
不詳といへとも古き鼓の
裏に何々軍用と書たるを
見し■丁あり皮のはりさま悉
手丈夫なり按るに軍用のものか
三弦子(サンケンシ)
ジヤヒセンなり琉球の制にして永禄の頃
渡りしもの也唐の楽器にあらす
胡琴(コキン)
糸三筋にして片面のミ皮にてはり
丹を以■取りたり
すり竹ハしのべ竹のかわを去りたる也
太鼓(タイコ)
撥子(ハウシ)
銅羅(トウラ)
雌雄あり
小鉢(シヨウハツ)
大小あり
月鼓(ゲツコ)
何に用ゆるものと
いふことをしらす
暖帽(タンホウ)
大衫(タイサン)
踊ニ用ゆる服ハ是に共なり略す
都て黒繻子襟袖口ハ花毛なり
鞋子(アシ)
戯に
かんかん
踊を
はしめ
てした
玉
文人
飛輔
三霞
歌種
為政
早房
春記
北淀屋
はな松
あさ
みき
大六
直八
青治
南河信
ミさほ
うた松
おたき
きく松
中竹亭
ことよ
君江
くた路
まきの
うめ松
淀八
米吉
とら八
テツコ踊之図
長崎
ぶさ
納の
図を
かき
写にす
テツコハ長崎へ唐船
入津せし時ふさ納ニ
踊行こと也いはゆるあく
まはらひの類なるへし
足にて秘文をかき棒の
つかひさま表四十八手
裏四十八手あるといふ
かんかんのふの歌の出所
{中国語歌詞につき略}
此九連環曲ハ清国寧波府の
漂船遠州袖志浦に滞船の時
うたひし小歌なり
初日よりしはしの内見物の場へ
ゆひ輪をなげしことあり九
九連環おもひあはすれハおかしき
ことならすや
蛇をつかふことハ唐土にて正月
十三日より十八日まで燈夜と
いひて町々家毎に燈篭を
さまさまに飾りて酒宴を
もふくること也其間ニ行燈(ヒンテン)
にて若き者の龍馬獅子
魚鳥の形を拵り其中へ
火をともし銅羅太鼓
なとにてはやし燈篭を
遣ひ町筋をありく中にも
龍燈ハ長四五間計りに
拵り数十挺のらうそくを
ともし多人数にてつかふ
十八日の夜を落燈といふ此日にて終
清俗紀聞之図模写
かんかん天狗とあざ名せるハ流行の唐人踊の考なり戯にかんかんを踊初しハ前にあらはす七人を開祖といふべしのらのまにまに
■せしより見物もふえ旦歌妓幇間ひたすら舞うとふ今ハ七十のか■親に三才の小児もかんかんにもるる事なし戯にかきつけおけるを
千里亭のあるし乞にまかせ写てあたふこれハしたり見る人の物わらひならんか鳴呼ままのかわよ 有賀亭戯作
{奥}不許売買  文政三辰夏六月上木  大坂中橋筋尾町  扇屋利助蔵板 "		

その他 N002

年中きやうくん歌

文政3年(1820) 16×42.5

		
"年中きやうくん歌
正しきにかぎやう
たいしと
セいだせバ
おいゆくすへハ
きつとはんじやう
にこにこと人あい
のよきあき
うどハ
よりそいや
すく
ミセハ
はんゼう
三度くうしよく
じのたびに
あめつちの
めぐミを思ふ
すへハはんじやう
しかおやの深き
めぐミを
わすれずハ
その人々の
子孫はんゼう
五道とていつつ
の道をま
もりなバ
いへもさかへて
ふつきはん
じやう
ろうろうをする
人とても
あなどらず
なさけをかける
人ははんゼう
七珍やまんほう
よりもいん
とくを
ほどこす
人のすへハ
はんじやう
はへバ立たてバ
あゆめと
おやの
じひわすれぬ
人のすへハはんゼう
くハらくのためと
おもふて
セいだセバ
いへもさかへて
きつとはんじやう
十ぶんにミつれバ
かくるもの
なりとしよ
じをひかへる
人ハはんゼう
しもしもをあわれ
む人のすへ
をミよ
さかへさかへて
ふつきはんじやう
くれくれもかぎやう
の道をたい
セつにま
もる人こそ
ふつきはん
じやう
{以下略}
{袖}文政三庚辰年大小 "		

その他 N003

噂の聞書噺之種

万延1年(1862) 34.5×48

		
"噂(うハさ)の聞書(ききかき) 噺(はなし)之種(たね)
文久元酉年
十月二十日 和宮様御移転
三月 八幡宮御参詣
十月 祇園社同
同 東海道道中賑
同 中仙道同
さつた峠松生峠ト改
七月 京金銀虫湧
正月 法然上人六百五十回忌
同 京知恩院大法事
同 同黒谷同
同 百万遍同
同 江戸芝増上寺同
正月 其外諸本山末寺迄同
三月 大坂一心寺九万五千日供養
同 摂州勝尾寺開帳
同 同座摩ニて富士山同
同 宇治県宮正辻宮
同 親鸞聖人六百回忌
三月二十一日より京都両本願寺大法事参詣おうし
同 山城橋本御陣屋立
同 摂州住吉同
同 同安治川同
同 同池田町同
同 大船作御免
五月 イキリス大坂ニ逗留
同 阿蘭陀同
同 堀江芝居見物
秋 諸国大豊年
同 勢州四日市大稲
同 近辺ニも出来る
六月 大稲星出る
七月 伏見大花火
同 金相庭七十九匁
同 銭ハ十二匁三歩
同 雲龍横綱御免
柳桑操新綿製法
六月 大坂天満天神鳥居立
四月 北新地より石引賑ひ
七月 同芸子茶の百二十五回忌
同 同大せがき
六月 天満市場ねり物
五月 唐人ぶし流行
同 奈良狼鹿を喰
同 どつこいしよぶし流行
同 桜宮五二また蓮咲
同 江戸京ばし金土丁出火
同 摂州兵庫同
同 江戸四ツ谷同
同 神奈川横浜同
同 奥州海辺津浪
同 同犬のころり
同 江戸同
大谷友右衛門死ス
中村友三同
中村翫雀同
沢村其誉同
山下金作同
実川大八同
中島三甫右衛門同
片岡愛之助同
万延元申年
保享小判三両一部二朱正字金二両二分
春 古金直上ケ
同 新小判多く出
同 二朱金同
同 銀一歩同
同 百文銭同
同 精銭同
同 四文銭同
同 判金引替
三月 両本願寺大坂下向
同 大坂西御堂御ねり有
同 讃州金毘羅開帳
同 富士山六十一年め同
同 大坂庚申堂同
同 摂州瑞光寺同
四月 はくろ町いなり砂持
三月 佐田天満宮正迂宮
同 遊行上人御下向
同 三日江戸大雪
四月 大坂天王寺相撲
同 同生玉参詣人多し
同 泉州堺沖大鯨来ル
五月 大坂寺島鯨ニ合■([虫喰])
同 同堂島地草住吉参り
同 同新町ホイ駕出る
唐更紗四季花流行
牛の相撲
二月 尾上多見蔵つら抜大当り
四月 早竹虎吉五天竺同
同 因州ぶしはやる
同 ふじの山から同
二月より五月迄晴天二部両つづき
同 九州洪水
同 大坂淀川同
同 米穀高直
同 諸色同
同 粥施行
同 御仁政ニて下直
同 日本橋春女御ほうび
同 藤川八太郎同
同 八蔵同
同 天保山異国船漂流
上町神明砂持
正月 座摩社内出火
砂場同
天満天神鳥居同
同 島之内戎橋同
天保山高燈籠同
堀江同
江戸両国ニて生とら見世物大はやり
江戸新吉原出火
猿若町芝居同
八丁ほり同
遠州秋葉山同
高野山坊同
江戸アメリカ相撲
豊竹巴太夫死ス
中村歌六同
中村玉七同
市川助十郎同
三桝源之助同
  "		

その他 N004

新聞太平年代略記

慶応4年(1868) 37.5×48.5

		
"{表題}新聞夢のはなし太平年代略記 全
{表題の下}
是に記したるハ外々の年代記にもれたる品をあらわしたれハ
見る人うたたねの夢をさまし給へとしか云
慶応四辰夏中 無多嘉幾の所美成述る
{上段}
美多
けむり火
くつわの中より
けむり出て
雷めいを
はつす
かたはみもん
あらわれる
二
損毛金
上下へんして
黒の
つつぼと
なる
三
世ヲ開木
上方にて
豊崎屋の
ばんとう
いとまを
とる
不意
途中火
伏見よりちん火
鳥羽
八田
村々
やける
二
山の土
願人
古着屋
下る
関守
入替る
三
よくする木
下をあわれミ
天かい僧正
途中にて
歎願を
いたす
四
よくばる金
上方ハ
外国人と
交ゑき
はしまる
五
むら木
七りか浜追々高直
置ぬし尊者
ほろ
ひる
見付
あんとうの火
見能ハかわる
番組
きも入
めつほう
二
大地の土
郭内
たぬき出て
所々方々へ
栄をくう
両社
かわる木
祭礼
おやすミ
盈建ぐの
引物出る
二
銭の金
たたみ建ぐ
一まい
価金壱朱と
きまる
非道
どんたく火
異国の
くろんほう
市中
商人を
なやませる
土地の土
内神田にて
かぶき門の
借家
できる
三
かまのまへの水
せんとうハ
八八に定る
うまもと
三介ハ
古家を
たいて木銭七文
四
かわる土
上方の客人
かすりの着物を
着て
庭の
萩をなが
める
強欲
下ヲ水
小栗の白鼠
セかいを
かきまわし
落穴に入て
諸人あんとする
二
むたの金
鳶口やめて
てつぽうと
なり
地主ハなく
名主めいわく
三
てうちんの火
町々にばん
小屋たてて
ちう夜を
まもる
四
泪の水
しうとめに
よめと
両人共
親類へ
引移る
五
久貝の水
亭主が
豆を引
女房が
揚て
召使が捌
六
塗石水
髪結いセん
二子住と
なり
武家方
長髪
七
世間ヲ水
市中町々
盲人の
道具や
大そう
てきる
八
智ゑのなしの木
醤油少なく
ミつ沢山の
たんこ
見せ
所々江
出きる
三宝
加茂川の水
山城の国より三社
の宮
御出げん
あり
二
めばりの松木
町々番屋
大工いらず
の
ふしん
はじ
まる
三
かい物ニする木
アメリカの
武者修行
たるま
大師の
如くにて
市中あるく
四
てつぽうの火
宇都宮
小山辺にて
麦畑より
人間生れて
人をなやます
軍の如し
大倉
かせく木
扶持米が
牡丹腰
と
へんじる
二
かへる土
四月
しゆんが
おくれて
けだ物屋
生国へ帰る
片輪
花川水
両国広小路
手のない
化物足
にて
金をとる
見セ物出る
二
かかとの金
常盤の
はしきわに
異国の
直しや
出る
三
天のよう木
時ならず
して
菊の花
さかりと
なる
純欲
向水
役者絵
止て
子をとろとろ
となる
二
休金
きんぎん
吹かへ
やむ
出かた
ききん
三
高利金
盲人武家地を
出て同居と
なる
取立きひしく
証人となる
下総
山の土
国府台にて
人雨を
ふらす
てつぽうの
如し
二
どろの水
市川乗合船
しすんで
人多く
そんじ
三
天井の火
八兵衛
し兵にて
やける
怪我人
多し
施行
ほどこす木
市中町人
のほり
押立て
もミ蔵へ
押しよせる
戦争
はい木
上総国にて
流行の
病にて
百姓難渋
数しれず
二
人の山土
たつそうの
芝居
大当り
大評ばん
大てき大てき
三
天対の刃の金
所々
はうはうに
手足と
からだなき
変化出て
人多驚く
四
そそうの火
風流の人
有て
体うへの
桜を焼
強盗
上を水
夜々四五人
位ツツ
忍入
近在之もの
竹槍にておさへる
遊女
もうける金
つつじ
かれて
松を
植る
人多出る
二
釜の火
そばのくハんしや
盛ひく
九八の位に
任す
三
川水
舟持せんどう
うち死
所々
うち水
四
つまる金
文久八十六しちう
二十四才と
なりて
近在へ落行
とも
通用せず
植埜
雲水
様落字ふして
なまり玉
るの如し
しゆろう堂の
龍けむりと
なつて天上す
二
諸人泪の水
老若男女
包を
背負て
諸方へはしる
軍の如し
三
山の火
名僧さつて
焼野となる
諸人力を
おとす
片町
蔵の土
友人来て米蔵を
見る
高札改る
二
寿命な木
所々はしはし
にて
浮浪の
足ないを
ケり取る
三
川の水
駿河国
富士川
渡せん
七十文と
なる
四
天光の火
欲のけだ物
広小路へ
夜る夜る
出て
道具
雨の如し
五
ほうびの金
岩井紫の
親かうかうに
よりて
御褒美
てうだいす
破軍勢(はぐんせい)
音打捕得建身午未走取不居居
六ようしる事
先勝日 いそく事よし
争ひ事ハ
先方かちなり
友引日 あい引とて
しやうぶ
なし
先負日 しつかなる
事によし
先方まける
仏滅日 何事にも
あしく用内
べからず
大安日 出陣大吉
何事にも
よし
赤口日 万事に用内
べからず
双方あしく
玉しいの歌
ひまなるに日にちの休ミ見せひらき
元手金にも御すひりやうあれ
ぢしんの歌
今ハ病後日ハあきれいつうれる
まつやつならハ金そへるなり
損難国(ソンナンコク)
此所未タ
つまびらか
ならず
十二段のくりやう
長(てう) 永きむかしを引出す
臨(りん) 居屋敷にはなれるかなしミ
衰(すい) すいびのはし
胎(たい) 諸人たいにきまりなし
養(よう) 身をやしないかねる
絶(ゼつ) 米か高くせつしよく
病(びやう) 諸人気をもむ
墓(ほ) 末ハどうする
死(し) しぬるくるしミ
躰(たい) しんたいせまる
帝(てい) ミかどのしたにて
宦(くわん) かんへんあんて世直世直
諸品値段数(しよしなねたんす)
一 酒の冠者呑ない 一合三百六十四文
一 しるこしら玉御膳 一せん百七十二文
一 奉公天王給金 借なし金二両
一 出床ゆうてん上人 二百文
一 所々の洗場 六十四文
一 家守のそんじや 昼夜詰切
一 地面持主朝臣 格外入用
一 八百屋大師 火■一わ三貫五百文
一 大喰山ようくう上人 一両ニ
一斗六升
一 右の外正札ニて追々引上
申候{以下略}"		

その他 N005

世の中賑ひ豊年まんざい

明治16年(1883) 38×26.5

		
"世の中賑ひ豊年まんざい
{上部の番付略}
かへ歌世なをり万歳トいふ
「ときハ明治。末のとし。米もおいおい下り升。大(たい)さう照(てり)つけ田畑(てんばた)ハ。百姓たへす。朝(あさ)け
より。水を分けとり。井戸をも掘(ほり)。さわぎけるハ誠(まこと)にくろうの多かりけるチヨチヨチヨトツツ雨ふりふりふりふりふり
けふの実(ミ)のりハ万作(まんさく)にて。取入(とりいれ)たハらきつしり積上て何ひやうじやみのり沢山(たんと)。できハ十分。たミハ
機(き)げん。諸色(しよしき)やすやす。売出(うりたす)ハこの秋(あき)より合民(たミ)ハ一統(いつとう)いまのいきほひにあんどう
なしける御代(ミよ)なれや合何かに作(さく)ハ実(ミ)のらせける。なりわひ
楽(らく)に仕込(しこミ)売出しけれバ。まことに皆(ミな)々もう
かりける「きせんおしなへ人気も直る世(よ)もなをりにこにこ顔てやす直やす直つミ
出す品ハ駄荷(だに)なに。大方米に砂糖直さげ
あづきささげ。浜しん田(でん)はまべにはびこり。はりだし
たくさんに取たる品ハ山ずミ。そこで雑穀(ざこく)も十分に
みのりて。筑前(ちくせん)ちくこ。加賀やひぜん米(まい)。江州中ごく。
麦菜種(むきなたね)上さく。山々くだものもかぎりなくも
できたりける。忽(たちま)ちに小うり店ハ今(こ)年のできでハ
皆(ミな)やす売(うり)。勉強(べんきやう)あきなひハ銭ハもふかる。売たり
買(かふ)たり。諸国(しよこく)の米蔵どつさりどつさりどつさりどつさり積(つん)だ。俵もおさまる
門(かど)にハ市(いち)をなし世間(せけん)ハにぎわひ。あつちもこつちも豊年て
御はんじやうの御(ミ)代ぞ目出たき 明治十六未年大当り
{奥に版刻}明治十六年九月十二日出版御届同月二十一日割成下京区二十一組弓矢町十五番戸編輯出版人尾崎政次郎 "		

その他 N006

金の生木

明治16年(1883) 32.5×24

		
"金(かね)の生木(なるき)
なまけないや
ひまのない不忠
不孝のないゆだんのたいを
よく植付おくべしきつと
かねのなる木のたいぼくと成て
子孫はん栄に枝葉茂る也
{中央}ぢぎやうハかた木地しんいるともうごきかね木
{右部分}大工はげん木
そまこび木
しやり木
やねふ木
ふしんをいそ木
いへハたをれな木
ほどこした木
うへしたうご木
ぢしんのな木
{左部}左官ハよう木
とびハひかぬ木
ひよふかせ木
こまひか木
あきだなハな木
てらでらせが木
けがはな木
ゆうづうのよ木
くわじのな木 "		

その他 N007

新聞穴操四十八癖百好笑ニ寄如段

明治18年(1885) 38×51.5

		
"新聞穴操四十八癖百妖笑ニ寄如段(しんぶんあなさがししじゆはちくせひやくえうせうニよつてくだんのごとし)
細工人 朝田吉光
大阪 大天元 奥田弁次郎
{以下略} "		

その他 N008

達模様恋情染分 薩摩潟浪間月影

明治20年(1887) 17.5×12.5



		
"前達模様恋情染分
切薩摩瀉浪間月影
中劇場画本
明治二十年二月七日御届出板
画者出板人兼ル大坂府平民玉置清七南区心斎橋筋二丁目九番地"		

その他 N009

達模様恋情染分 薩摩潟浪間月影

明治20年(1887) 17.5×24.5

		
"前達模様恋情染分
切薩摩瀉浪間月影
中劇場画本
明治二十年二月七日御届出板
画者出板人兼ル大坂府平民玉置清七南区心斎橋筋二丁目九番地 "		

その他 N010

かわら版売り(仮)

28×20

		
{文字なし} 		

その他 N011

かわら版売り(仮)

不明 20×28

		
{文字なし} 		

その他 N012

流行とびちがひもの

不明 11.5×30.5

		
"流行とびちがひもの
はしかニ あしか
おいしやニ もくしや
おてらニ どてら
おんぼうニ ちんぼう
ころりニ ちろり
くすりニ いすり
かんびやうニ かんひやう
おミこしニ ミそこし
天のうニ けんのん
金ぴらニ てんぷら
おしよけニ すぼけ
ともらいニ ものもらひ
そうれいニ ゆうれい
小ぞうニ 地ぞう
こしやニ くわしや
こしかつぎニ きぬかつぎ
金かしニ ひやかし
やきバニ そつぱ
ほうそうニ もうそう
ぼうずニ てうづ
ほとけニ おどけ
やまひニ やとひ
てんきニ せんき
どくたてニ はこだて
ひだちニ ひたち
よこはまニ 弓はま"		

その他 N013

狂歌(仮)

不明 32.5×24

		
"悪人必死
棟仙院法師
我庵ハミな釘付てひそミ居る
世を悪人と人ハいふなり
土佐
何事も身にかへはでの不仕合
あはれ此世の捨て見よとや
紀正篤
上方のしかりのかれてしくじりの
又心なく高のへるらん
中納言慶恕
たくらミのをのれの罪そむくひて
外山の住居さひしくるらむ
源慶永朝臣
山ことハ今そかなしさまさりケり
外へも顔か出さぬと思へば
良節法師
かなしさに宿をふり出聞つれば
出■くもおなじ夜の評判
源忠俊
なねといため岩うつなミのおのれのミ
くよくよ物を思ふ此ころ
前中納言斎服
おふ事の■ミしられたいまさらに
人をも身をもうらみせらまし"		

その他 N014

年中重宝教訓うた

不明 16×38.5

		
"年中重宝教訓うた
正じきにかぎやうの
ミちを守り
なバ
神や仏も
みすてなハん
にくむなよ
つかふも人の
かわゐ子や
我かわいこに
思ひくらべて
酒のミがさけに
のまるる
よのならい
のまれぬ
やうにのむが酒のミ
しんセうハしまつ
第一つかへ
なく
かきやう大事に
ミをハおごるな
ごくらくハ遠ひ所に
あるでなし
ミのおこない
でこの世にも
ある
ろんごよミろんご
しらずといわれ
てもたたじつ
ていにミハ
もつかよし
しか親ハむり
いふものと
心得てかう
とも
するなことば
かえすな
はたらけよ
主人と親を
大切にすれば
そのミも
主おやとなる
九(く)に九にのことバ
づかいはかわれとも
じんぎ
五ゼうハ
かわる事なし
十ふんにかつりハ
あると思ふ
ともまけに
ならずハ
人にまかせよ
しもしもをあわれ
む主ハじひ
ごごろ又
しもじもも
主をあがめよ
くれくれも親
兄弟とむつ
ま■([虫喰])くわ■([虫喰])に
てくらセ
かミもよろこぶ
{複雑な構成につき以下略} "		

その他 N015

初夢之吉兆

慶応3年(1867) 29.5×41.5

		
"初夢之吉兆
正月初夢(しやうがつはつゆめ)の枕(まくら)に祝(いわ)ふながきよのうたハいつの頃(ころ)よりの事(こと)かはしらねども人(ひと)の
世(よ)にふる重(をも)き荷(に)を負(おふ)て遠(とう)き路(ミち)をゆくごとくなどいへる譬(たとひ)とおなじくここにこころを
つくべき肝要(かんやう)なる教(をしえ)のむねをなぞらへ示(しめ)すなりけらしされば一(ひ)ト日(ひ)より始(はじめ)て日に
月(つき)に年(とし)を経(へ)世(よ)をわたる心得(こころゐ)ハ千万金(せんまんきん)の宝(たから)をもち船(ふね)に乗(の)りて大海原(おほうなはら)に出(いで)たる
ごとく少(すこ)しも油断(ゆだん)する事(こと)なく又(また)ミだりに急(いそ)ぐことなく日和(ひより)をはかり風(かぜ)をまちて
同船(どうせん)の人(ひと)と心(こころ)をともにしてをのれを屈(くつ)すことをいとわず彼(かれ)を凌(しの)ぐことをいましめ
物(もの)を犯(をか)さず道(ミち)にしたがひ何処(いづこ)のはてにいたりても人(ひと)の心(こころ)を得(ゐ)て短気我侭(たんきわがまま)を出(いだ)して
非理(ひり)の危(あやう)きをふまずたとへ暴風雨(ぼうふうう)の如(ごと)き無理横逆(むりおふぎやく)に逢(あ)ふとてもよく其たばミゆるぎを
はかりて我(われ)ハ義(ぎ)を失(うしな)わず板一枚(いたいちまい)の下(した)ハ百重千重(ももへちへ)の大浪(おほなミ)たるごとく思(をも)ひ慎(つつしミ)て神明(しんめい)に
誓(ちか)ひ公(おおやけ)を奉(ほう)し其始終(しじう)を全(まつた)ふして前(まい)からよミても後(あと)からよミてもかわらぬごとくなミのり
ふねの音(をと)のよき生涯(せうがい)を保(たもち) ち([ママ])て天然(てんねん)を過(すご)しなば人(ひと)の人たることわりを誤(あやま)らざるとの
たとひなるべければいかなる神聖(しんせい)のかしこき教(をしへ)なるらん只詞(ただことば)になづミて意(ゐ)を失(うしな)
はざらん事を
長(なが)うた「百千々(もちぢ)に。ゆきかふふねの。それならで。たとひけらしも。かにかくに。よをわたる
身(ミ)を。おほミふね。ゆたけきミよに。うけらくも。けふ初春(はつはる)の。ことはじめ。なにはのよし也。
あしのまを。しるべしてまし。ミをづくし。ミちのしをりの。山根(やまね)さへ。雲井(くもゐ)にまがふ。沖(をき)つ
なミ。八十島(やそしま)かけて。わたのはら。こぎいでミれは。なかきよの。とおのねふりの。ミなめさめ。
なミのりふねの。をとのよき。かなたゆこなた。よミてめて。こぐらくかぢの。とことハに。
をちこち風(かぜ)の。吹(ふき)わたる。空(そら)にうきなミ。たつたわミ。こゆべきことも。ありそうミ。千引(ちびき)
のいかり。うちおろし。まそおほづなの。力(ちから)もて。そこはかりなき五百重(いほへ)なミ。千重(ちへ)
なミわけて。とつ国(くに)の。たつきもしらぬ。はてもかも。ことむけなごめ。かミことの。ことのは
ぐさも。さきはへる。のどかにかすむ。よもやもに。もちつどひくる。ミたか■■([虫喰])其くさぐさ
も。しらたへの。帆(ほ)にかがやける。あさ日(ひ)かげ。枕(まくら)にしるき。正夢(まさゆめ)を。とめてまつろふ。
ますらおの。ふかきめぐミを。うけまへも。八千代(やちよ)をこむる。玉椿(たまつばき)。はまのまさご
の。かずそへて。よろづ代(よ)かけて。経(へ)なんとぞおもふ。めつらの沙鳥しるす"		

その他 N016

大小暦の戯文(仮)

不明 35×15

		
"安心多家事仁咒
天さいころりの方ミなミなきもつぶし
大しやぶ立者の方げんきよし
大おんうけの方病気見まひ出入叶
きんざい人そんじ方まじないすべし
けが
なく
ミ午へ行の方
無事安たい
万よし
たいぎせしの方めいわくすべし
たいせつミの方よくにはられてよし
たいはん未の方ころりのやまひ
へうしぎうちの方町々木戸にて
{以下略}
{奥}禁売三千枚限 "		

その他 N017

慶応二年江戸市中騒動(仮)

慶応2年(1866) 20.5×27.5

		
"■■([欠損]) 四ツ目五百人
■([欠損])五ツ目八百人
浅草馬道
九百三
十人
深川
大島丁辺
一万
五千人
本郷春木丁六百
十五人
松島丁千百八十人
鎌倉
川岸
四千
人
下谷
坂本金杉
二千八百
六十人
れい
岸島
■([欠損])百人
牛込地辺往来
五百三十人
神田
三崎丁辺三
千人
本石松倉丁辺
五千百二十人
駒込片丁九百人
日本橋辺
二千人
築地千九百
八十人
八丁堀一円
五千
百人
佐久間
丁辺
八千
人
本所御竹蔵辺
二
千
五百人
今戸辺八百人
浅草あべ
川丁
千百人
糀丁七百人
赤坂辺千百
人
市ケ谷御門外
二千人
四つ谷御門外
千五百
人
芝田丁辺
三千人ヨ
江戸市中一円ニヤ
人多〆八十五万
三千五百余人
{奥に異筆}慶応年幕府の末江戸の市民最も困窮を極め其結果各の
■団となり資産家之店頭に押掛け物品を乞ふ是を貧民騒きと■"		

その他 N018

農事戯文(仮)

不明 15×21.5

		
"諸方 日本国大和
晴和天気之光陰前ノ万作
大上大出来米安(デケヨネヤス)公四十四(ヨ)
至(シ)之末葉加増主計(カズフエ)ノ頭
清益男
源(ミナモトノ) 高持(タカモチ)七分日和(シチフヒヨリノ)守正三分雨中(ウノチウ)将
母者大食椀飯足食(タイシヨクワンベタリクウ)十
倍ノ之孫始末ノ少将透腹(ズキハラノ)
粥成朝臣■([虫喰])
豊秋 筑前米(コメ)
■■■([欠 損])従
豊水 造酒ノ正
伊丹■酒酒四位衆従(シユシフ)
実同生近江米安定ノ男
豊年(トシ) 田面頭種品
照年(テルトシ) 土用三郎
龍野備前か醤油元安ノ養子
女子
明石須磨景(カゲ)汐汲ノ室
倍年(マストシ) 苗代守
早乙女(サオトメ)七人
田植雅楽之助友連(ツレノ)室
植出ル近江ノ守増高ノ室
草取稲葉ノ影照夏室
穂並日向ノ影満実ノ室
秋田上之出来刈時室
稲舟登之助川風ノ室
秋入主祝之助稲勝ノ室
大手餅御門ヨリ砂糖樽十挺
春秋間 天保九年戌七月二百十日御無難
諸方(モロカタ・シヨハウ)  田面頭豊年(タノモノカミトヨトシ)
種品 朝散大施
御内室 赤豆大納言煮速(ニエハヤ)卿ノ従弟煮(イトコニ)
現上 金相庭代海川品物
雨祈酉時 参詣
拝祷 五風十雨蒔物百反
亥臥
卯起 御恵
まめ
大むき小麦
大稲とりげ
大こん
かぶら
雨合羽
田うへの
用としらね
たり
艸かりや
背中にかぐの
ちくさ渫
御嫡 諸方苗代守信年(ナハシロノカミマストシ)
御内室 和合殿子(トノゴノ)頭仲吉女
からさほ
くり
おどし
なる子
秋の田の
おさへ成
けり
かま二丁
月艸ヤ野路に
しるしの浅黄有
濡手安房
大■■■([虫喰])
大■■■([虫喰])
蕪近■([虫喰])
田原数■([虫喰])
米倉■([虫喰])
緑豆種万
青麦上作
桃■([虫喰])喜和太
黍稗作太夫
琉球芋助
長芋宇多右ヱ門
十五夜芋平
空豆八九郎
佐々岐(ギ)十八
民新九郎
世中与四郎
用心
水手要人
雨風荒四郎
田水音四郎
爪畑京良作
稲守加賀四
時候
正月 かがミもち
二月 社日さけ
三月 ひしのもち
四月 煮さけ
閏四月 新■たんご
五月 かしわもち
六月 一夜さけ
七月 早稲さけ
八月 月見だんご
九月 新酒
十月 ゑびす講酒
十一月 二十一日かんの入もち
十二月 たまござけ
酒ハ大餅、小
御酒旨 上戸 酒場 増造寺
野 遊ひやそふ
纏の
銭財布
帆に種
九祢まく
四十四万億千百倍■■城諸州安直(ヤスネ)■■([虫喰])米沢山(ヨネサハヤマ)元ウリ 百ニ三升余里
青梅信濃陰鈴成■■栗三年花咲実之助初成加喜八年渋谷安
西ノ入道頼兼同美濃柿種植。蜜柑九年母柚木針間(リマノ)守秋末同
年柘榴皮肉守ノ照員持越二年青梨出水(イツミノ)守味好(アチヨシ)豊作九日和ノ守
高持已後代々造之 当季 田面頭豊年 "		

その他 N019

農書の断片(仮)

不明 18.5×9.5

		
"此書ハ五穀野菜すべて有用の草木の
男女を図にあらハし其種の撰ミかたによりて
その品味のよきあしき大きにたがひ有ことを
論じて 国家の益を求ることを記したるもの也
{異筆}此書ハ独り調法にいたさす農家の衆へ
吹聴被致とともに試ミて海内に弘まん
事を希ものなり "		

その他 N020

ふの字尽し火の用心学

不明 20×25.5

		
"ふの字尽し火の用心の心学
当ル十一月
六日
火性
人うけ
に入
壽扇楼記
{上段}ふの字尽し火の用心学
{下段}ふ れつぎの拍子木聞て立戻り
よく見廻れよ火けしつぼの 火
ふ く風ハ南か北かこち(東風)いなさ
なにし(西)ろけせよ湯屋の釜の 火
ふ しん場ハ折々心くはるべし
たばこのむとも御用心は 火
ふ いごもつ家業稲荷をまつるへじ
是火防にて金をのばす 火
ふ うふして寝るのもよしやあし元え
入たら出せよあんかねこの 火
ふ だんたく火の用心ハ第一よ
ぶつだんしめすおとうめうの 火
ふ り出した雨に世間の人々が
よいおしめりと御あんどうの 火"		

その他 N021

秘伝四十二種(仮)

不明 23.5×32.5

		
"▲ 思ふ事を爰にミせる伝
其人の名をさかしまに書わが
思ふ心をつげよ枕神と書枕の
下にしかせるなり
▲ね小べんとめる伝かきのへたを
きざミせんじ七日の間に用ゆ
▲人をねぼけさせる伝紙を八ツ
に折猫といふ字三ツ其人の名を
書むねの上にのせる也
▲女はらむ妙伝きのへ子の
ばん子の時より丑の時までに
二度交合すべし
▲女はらまぬ伝ほうづきの
はをせんし月に一度のむ時ハ
妙なり
▲朝かほの花にもよふかく伝
唐三ぼんといふさとうすにて
ときかくべし
▲道中百里けんの伝天南せい
やきめうばん二タ品水にてよく
ときまい朝足のうらにぬり
付道中すべし
▲物覚よくなるでん三日月の
上ルまへニ小町のはりを三本ツつ
毎月大川へながす也
▲鍋かまなしに飯たく伝米を
あらひきれの袋に入土中に
うづめ其上ニて火をたく也
▲なん時ニても目のさめる伝
紙に其時を書鼠のふん三ツ
へそにあててねる時ハ妙也
▲染ものあいぬきの伝白ゑん
せうろうは丹はん少徳利に
入火にやき薬水を取うどん
のこを入遣ふ也
▲鼠をよせる伝沢がにとまた
たび黒やきにしていぶす時
ハねづミよる也
▲酒を山もりにする伝盃
のふちにもつやつやに白らう
すこし入ぬるなり
▲くらやミにて文字よむ伝
らう竹の中へせんかうの火を
かくしおきこれにて一字ヅツ
よむべし▲たたミに油のかかり
たるにハみそしるにてあらふべし
▲こゑなくて人をよび出ス伝
賦此文字を紙に書戸口に
はり其人の名を口の内にて
よぶなり
▲朝がほの花大りんにする伝
ねの土をかたくかため花の
数をへらしはちのすをこに
して白水に入かける也
▲力を出ス伝黒ごま白さとう
かつほぶしにつけい少し右四品
すりつぶし日々用ゆる也
▲かけていきのきれぬ伝梅
ぼしを一ツ口にいれてかけべし
▲ゐねむりをさせる伝茶か
酒の中へせんそを少し入のま
すべし
▲足どめの伝其人のとしと名を
紙にかきからすのうりをつつミ
荒神の地にいける也
▲茶わんを切伝はじめやす
りにてきづを付のこぎりのむ
ねにこんがう砂を付て引也
▲なま鉄を刃金ニする伝
なまかねにゑんせうみそ右
二品ぬり付火にやき付とぐ
なり
▲はぎしりねいひきをとめる伝
一まい紙を百八ツに折むねの上ニ
のせる也
▲女をこまらせる伝かる石巴豆
あさがほのたね右三品たばこの
中へ入てのませる也
▲大師犬ふせの伝左のおや
ゆびより戌亥子丑寅と折て
あびらうんけんとせめる也
▲木をねぢる伝水四升さん
ざし十六文す四文入是にて
よくにる也
▲くわい中らうそくの伝杉原の
紙にミつらうをひきまきて
つかふ也
▲長居する人をかへす伝さか木
のはに其人の名を書其人のは
きものにのせおく也
▲ねごとをいわせる伝
らんのはに
寅といふ字三ツ書枕もとに立
おく也▲着物に鳥もちの付たるニハ
からしをかきぬりて半時過てあらふ也
▲ねづミをよける妙伝
狐ざさといふ葉四文こんにやく玉
少し此二品紙につつミ家の四方
につりおくべし
▲油すミぬきの伝ふで粉をうへ
下よりふりかけ紙にはさミおし
付おく也
▲つとめ酒の伝いけまといふ薬
少しづつなめて酒をのめバよハぬ
事妙なり
▲早附木の伝紙にゑんせうと
いおうのりにまぜてひく也
▲ねむけのでぬ伝ねむけさ
す時ハ九ツ八ツ七ツと書ける紙で
小ゆびをゆわへる也
▲人になじむ伝庚申の日に二人
の名を紙に書て寺の土を少し
つミ四ツ辻へいける也
▲鍋かまかなけ抜伝中へ白ろう
をぬり付わらにていぶすなり
▲あめのりの伝うどんのこにめう
ばんをすこし入水にてとけバ妙也
▲南天をむすぶ伝あさのミ石
ばい少し入ゆにわかし付おきて
むすぶ也
▲降りもの薬の伝百文茶を
せんじ口なしのみばかり入これを
くさらする也
▲すみ千まへ通し伝からすの
生血を取丹はんを少し入三十
日くさらす也
▲病犬にくハれたる時ハ銀なん
をつぶしわが小べんにて付る妙也
▲はすくわい其外の物石ニする伝
水一升ニ生明ばん三両目入よくにて
ほしかためとくさにてミがく也
▲けんなんよけの伝せみのぬけが
らの中へ古き鳥居のねの土を入
常にくハい中すべし
▲けふりにまかれぬ伝なま大こん
をかミて吹ながらゆくべし
▲白鼠をそめる伝灰汁にて
四五日あらい皮けをぬき其
上はけニてそめる也
▲かんしやく玉拵ル伝
硝石水二匁あるこうる二匁
是にて銀一匁粉にしてとろ
かせるなり下にかすのこるとき
金剛砂の中へけしつぶほど
入る也 "		

その他 N022

秘伝三十二種(仮)

不明 22×32.5

		
"思ふ事爰にミせる伝
其人の名をさかし
まに書わが思ふ心を
つげよ枕神と書
枕の下にしかせる也
こへなくて人呼出ス伝
賦此文字を紙に
書戸口にはり其
人の名を口の内
ニてよふ也
ねつみよける妙伝
きつねささといふ薬四文
こんにやく玉少し右二タ品
紙につつみ家の四方へ
つりおく也
ね小便留伝
かきのへたを
きさミせんじ
七日の間用ゆ
へし
水に文字浮せる伝
あづきこ明はん少シ
水にとき紙に引
其上へ文字書水ニ
入よふじニてつく也
人をねぼけさす伝
紙を八ツにおり猫と
いふ字を三ツ其
人の名書むねの
上へのセる也
女はらむ妙伝
きのい子のばん
子の時よりうしの
時迄二度ツツかふ
合すべし
女はらまぬ伝
はうつきのは
せんし月ニ一度
のむ時ハ妙也
花の水上の伝
かふほねはす
ニても上々茶に
さんせう少し入
せんじさましついニつく也
あさがほニもよふ伝
唐三本といふ白
さとふすニてとき
よふじニてかく
道中百里けん伝
天なんしよやき明ばん
右二タ品水にてよく
ときまいあさ足のうらニ
ぬり付道中する也
水ゑ砂の伝
かん水石に白
ろうを入合
色ニ付水にうか
せる水留ハ豆のこ用
生花木のは留伝
松やに■とのこ石
はい少し灰すミ
少し入火にとろかし
びやうニ付皿へ付る也
物覚よくなる伝
三か月のあがる
まへニ小町のはり
を三本ツツ毎月
大川へながす也
夏めしすへぬ伝
くミおき水に付
おきたきおろし
うちわニていげを
さます時ハ妙也
のみしらミうせる伝
しようぶ根
くんろくきこく
右三品こにして
かい中すべし
鍋釜無飯たく伝
米をあらいきれ
のふくろに入土中ニ
うつめ其上ニて
火をたく也
何時ニても目のさめる伝
紙に其時を書
鼠のふんを三ツ
へそニあてねる時ハ
妙也
あいぬきの伝
白ゑんせうろう
は丹はん少徳利ニ
入火にやく也薬水
とれるうんとんこ入也
上戸下戸ニする伝
白犬のちちを
とり酒の中へ
まぜてのます
べし妙也
鼠をふせる伝
さわかにまたたび
黒やきにして
これをいふす時ハ
鼠よる也
母悦長命丸伝
せんそう阿片
丁子右三品はち
ミつニてとき丸める
是をもちゆる也
あわびに文字書
せしめうるしニて
文字を書すを
中へ入付る文字
いてる
女の心をしる伝
人中ニて口きく女
心多し人なき所
口きく女心叶べし
きんひらのりの伝
なまふをほして
こにして石炭を
入水ニてよく
ねり合茶わんつつ也
いんらんの女しる伝
ふたん口びろを
かむ女あり是ハ
いんらんの女也
酒山盛の伝
さかつきのふろ([ママ])
にもつやつやに白
ろう少し入是
をぬる也
こへのたつ妙伝
つぼうとふ山菜
玉子の白ミニて
用ゆる時妙也
くらやミ文字よむ伝
らを竹の中ニ
せんとうの火を
かくし是ニて一字
つつよむ也
あさかほ大りんの伝
ねの土をかたくかための花のかづを
へらし白ミつに
はちのすこにして掛る也
ほたる竹の伝
新竹を切竹の
内へかたばミ草
をとり其しるを
すり付る
油虫をたやす伝
紙に大虫神と
書此紙にくん
ろくをつつみ
いぶす也 "		

その他 N023

秘伝三十二種(仮)

不明 23×32.5

		
"かくし文の伝
とうふの豆を
すりつぶし紙に書
其上へけし墨を
粉ニして掛文字出る也
力を出す伝
黒ごま白さとう
かつをふしにつけい
少し右四品すり
つぶし日々用ゆる也
かけていきの
きれぬてん
梅ぼしを一ツ口に
くわへかける妙也
いねむりを
させるてん
茶酒の中へ
せんそう少し
入のますなり
足留の伝
其人の年と名を
紙に書其紙にから
すのうりをつつみ
荒神の地にいける也
茶わんを切るてん
はじめやすりニて
きづを付のこきりの
むねに
金剛砂を付引也
ち留の妙伝
紙一まいを九ツニ
おりこれニて
をさゑるなり
わきが妙伝
己豆そば粉
田にし生右三品
くさらして
付るなり
なま金をは金てん
なまかねにゑん
せうみそ右二品
ぬり付火にやき
付とぐなり
玉子いろ付の伝
かきまわしながら
ゆでかわをむき又
すにてゆでいろを
付るなり
一ノ字十にする伝
手の平にはすニ
一を引手をかか
めば十になる
いびきを留伝
紙一まい百八ツに
おり人のむねの
上へのせる也
女をひるませるてん
かる石己豆あさ
かをのたね右
三品たばこの
中へ入のます
大師犬ふせ伝
左の手のおや
ゆびより戌亥子
丑寅と折
あひらうんけんと留
竹細工木の伝
ぶたの油を竹
木に付火にて
あぶる付妙也
懐中ろうそく伝
すきはらの
紙にミつらうを
引まいてつかふ也
長居する人返伝
さかきのはに其
人のなをかき
其人のはき物
の上へのせる也
ねこといわす伝
らんのはに寅と
いふ字を三ツ書
まくら元にたて
おく也
油抜墨の伝
すみ油付たる
所へふでのこを
ふりかけあらふ
なり
走をつよくするでん
めしの中へへひ
のぬけからを
粉にして用ゆる
妙也
人になじむ伝
庚申の日に二人
の名を紙に書
寺の土を少しつつミ
四ツ辻へいける也
ねむけ出ぬ伝
紙にねむけさす
時ハ九ツ八ツ七ツト
書こゆひをゆわ
ゑるなり
つとめ酒の伝
いけまといふ薬
少しつつなめ
酒をのめば
よわぬなり
早附木の伝
紙にゑんせう
いおふのりにて
とき是を引
なり
南天を結ふ伝
あさのミ石ばい
少入ゆにわかし
付おきむすふ
なり
かなけ抜伝
なへかまの中へ
白ろうをぬり
付わらニて
いふす也
あめのりの伝
うんとんのこに
明ばん少し入水
ニてとけバ妙なり
いんきん田虫伝
きくのはのしほり
しるを付れば
妙なり
ほり物薬の伝
百茶をせんじ
口なしみばかり
入是をくさら
セる也
すみ千まへ
通し伝
からすの生ちを
取丹はんを少し
入三十日程くさら
セる也
やま犬にくわれた妙薬
ぎんなんをすり
つぶし小便ニて
とき付る妙也
百色とうふ伝
水をしほり
うらこしにかけ
色を付ゆてる
なり "		

その他 N024

符丁早分り(仮)

不明 30×23

		
"{それぞれの符丁は省略} 太物店(ふとものみせ)
薬種店(やくしゆたな)
材木屋(さいもくや)
金
瀬戸物(せともの)
書物店(しよもつたな)
魚問屋(さかなといや)
古物類(ふるものるい)
青(ああ)もの
小間物(こまもの)仲(な)間
茶たばこ
紙問(しとん)屋
御蔵前
荒物(あらもの)
乾物店(かんぶつたな)
富沢町古着(とミさハてふふるき)
{下段}◯ボテイ
一とりかへ 二はら 三やミ 四だり 五けれん
六ろんじ 七せいなん 八ばんどう 九かけ
げため三百五十文 きりかれん三百五十文
はらぬけ百七十二文 やミぬけ二百七十二文
ぬけ七十二文 いで四文六十四文
よろず■文百めのじ五十文
そくがれん百五十文 二まい百二十四文
またぬけ百七十二文 また二百文
五寸五百文 ぼう六百文
ずゐなで百文 はら四文二十四文
そくろん十六文 "		

その他 N025

三幅対見立十二支

不明 50.5×36

		
"三幅対 見立十二支 はぎ星の長光ころり病の流行ほどこしの徳かう子 よつびてぐわたぐわたさわいて居る
せうじんれうりの仕込
こハめしのあつらへ
そんれうのだしいれ
丑 もうもうこりたとミんながおそれる
流行病の見舞
生いわしの惣ざい
水道の水の飲れう
寅 皮をはいてもつごうをしてやらねバならぬ
百かにちのしきり
しよ七日のまんぢう
節分前のやくれい
卯 めをあかくしてもらつてゐる
箱詰のろうそく
上ぶくろ入の茶
長尺のせんかう
辰 水をまいたやうにひつそりとさミしい
両国ばしのこり場
猿若町のとめ場
しん道のけいこ場
巳 ぬらくらしてゐてハ手おくれになる
めう薬の芳香散
間に合の五れい湯
思ひ付の塩おんじやく
午 かんからおこつた身のたしなミハ
遊女のはり仕ごと
芸者のせんたく
たいこ持の衣ざいく
未 かミくずかいてもはなをつまむ
はき捨た福ぞうり
取ちらかした竹のかハ
ほをり出したあミ笠
申 きやつきやといつてつめかけてゐる
おいしやの立くわん
お寺のほん堂
薬種やのミせさき
酉 しめてやりたいと思ふほどうらやましい
おんぼうのにハかぶげん
穴ほりのくりまハし
大黒のぜいたく
戌 とうぞくのばんよりさしあたつてりうかうのふせぎハ
のきへ下ゲた八ツでの葉
火へくべたてつぼう薬
柱へ張たましないの前
亥 はないきをあらくしていそがしがつてゐる
代ミやくのかんぬきざし
むかい僧のこまげた
こしかきのかしかんばん
・三べんまハつて
たばこに
しよ
・三べん
なでた
地蔵(ぢざう)のかほ
・三ねん
すハつた
石(いし)のうへの
しん
ばう
・三じふ
二そふ
そろ
つた
おめかけ
・三さん九度(くど)に
こんれいの
さかづき
・三
ばい
めにハ
そつと
出(だ)し
・三
まいで
かけ
させる
土手(どて)の
つぢ
駕籠(かご)
・三人よれば
もんじゆの
智(ち)ゑ"		

その他 N026

過去の名残未来の舞込

不明 16.5×10.5

		
過去(このよ)の名残(なごり)未来(めいど)の舞込(のりこミ)		

その他 N027

広島町々みちしるべ

不明 28.5×46

		
"あいいろ凡寺(し)
いん大川すじ
尚相もれ候共御用捨
可被下候事
広島町々
ミちしるべ
此外町々数多
有之といへども町
名ことごとく記し
かたく依て
略之
{奧・端裏書}中子村七郎右衛門"		

その他 N028

江戸方角略絵図

不明 32×47.5

		
"江戸方角略絵図
{右端}日本橋より
所■へ道法
{左端}▲御火消
▲大手組方角御火消
▲桜田組方角御火消
▲定火消御役
▲浜御殿御火消
{袖}諸御番所附此度相改再板仕候若相違御座候ハハ御知らせ可被下候早速相改可申候 江戸横山町弐丁目■■■■
{複雑につき略} "		

その他 N029

閻魔大王判じ絵(仮)

不明 30×39

		
{文章無し} 		

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