東京各社撰抜新聞



東京各社撰抜新聞 N001

東京各社撰抜新聞 独逸皇孫新富座遊覧之図

明治12年(1879) 37×25

		
"独逸皇孫新富座御遊覧之図(どいつくわうそんしんとミざごゆうらんのづ)
明治(めいぢ)十二年六月四日夜(よ)独(ど)逸(いつ)皇(くわう)孫(そん)殿(でん)下(が)新富座(しんとミざ)演劇(えんげ)御遊覧(ごゆうらん)
向正面中央(むかふしやうめんちうわう)ハ皇孫(くわうそん)の御着坐(おんちやくざ)午後(ごご)七時(じ)臨出(おんいで)あり実齢(おんとし)十七年(ねん)
位(ぐらゐ)。当夜(たうや)待遇(たいくう)の縉紳(れきれき)ハ有栖川宮(ありすがハのミや) 同(おなじく) 御息所白川宮(ミやすどころしらかハのみや)同
伏見宮(ふしミのみや)同。三條公(でうこう)岩倉公(いハくらこう)伊藤(いとう)公井上(ゐのうへ)公寺島(てらじま)公榎本(えのもと)
公野津公(のづこう)楠本(くすもと)公玉乃(たまの)公各国公使(かくこくこうし)不残(のこらず)華族方(くわぞくがた)ハ鍋島(なへじま)
伊達(だて)蜂須賀(はちすか)の三君(くん)東西(とうざい)上下の桟敷(さんじき)にハ華族方(くわぞくがた)外国人(がいこくじん)
其外(そのほか)高土間(たかどま)平土間(ひらどま)とも一面(めん)の見物(けんぶつ)なり程(ほど)なく
第(だい)八時頃(じごろ)より開場(はじまり)第(たい)一回(くわい) 伏見(ふしミ)新関(しんせき)の場(ば)常盤(ときは)(半四郎)
宗清(むねきよ)(左団治)今若(いまわか)(菊之助)乙若(おとわか)(源平)番卒(ばんそつ)(梅五郎門蔵)
一谷(いちのたに)陣屋(ぢんや)之(の)段(だん)熊谷(くまがへ)(団十郎)相模(さがミ)(高助)
藤(ふじ)の方(かた)(小紫)軍治(ぐんぢ)(鶴助)弥陀六(ミだろく)(仲蔵)
義經(よしつね)(宗十郎)市原野(いちはらの)の場(ば)保昌(ほうしやう)(左団治)
袴垂(はかまだれ)(菊五郎)次(つぎ)ハ惣座中(そうざちう) 両花道(りやうはなみち)より
練出(ねりいだ)し長唄(ながうた)にて元禄風(げんろくふう)の所作事(しよさごと) 終(おハつ)て
菊(きく)五郎の伊達奴(だてやつこ)後(のち)に紅絹(もみ)繻絆(じゆばん)の取巻(とりまき)
出(いで)て花傘(はながさ)の所作立(しよさだて)見事(みごと)に午後(ごご)十時(じ)に
閉場(うちだし)になりました "		

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